【3月6日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)綿陽市(Mianyang)平武県(Pingwu)にあるジャイアントパンダ国家公園王朗エリアの職員がこのほど、赤外線カメラの撮影データを整理した際、野生のパンダが写った貴重な映像を複数確認した。

 映像は1~2月の撮影。丸々とした体つきのパンダが雪の中で水場を見つけ、水を飲みながら周囲を見回す様子のほか、カメラに近寄る「自撮り」のようなしぐさも記録していた。

 同エリアの職員は、冬から春にかけては積雪が比較的多く、小川も枯れるため、パンダは生息地にある決まった水場を定期的に訪れると説明した。

 平武県は良好な生態環境を備えており、県面積の52・6%を占める3131平方キロが国家公園に含まれる。全国第4次ジャイアントパンダ調査によると、全国の野生パンダ1864頭の約17・9%に当たる335頭が県内に生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News