【3月6日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は5日の定例会見で、東部ドンバス(Donbas)地方の前線で「過酷な」戦いを続けている兵士を称賛した。

 ゼレンスキー氏は、軍参謀本部から前日、クピャンスク(Kupiansk)、リマン(Lyman)、バフムート(Bakhmut)、アウディーウカ(Avdiivka)などで「敵襲を130回以上」退けたとの報告を受けたと説明。「敵はバフムートを包囲しようとしている」と語った。

 その上で、「ドンバスで戦う兵士の勇猛果敢さと粘り強さに特別な敬意を表したい」と強調。「苛烈を極め、過酷な戦いだ」と話した。

 バフムートをめぐっては、ウクライナ軍は死守する構えだが、専門家は戦略的な価値はほとんどないとみている。ただ、戦闘が長引く中、バフムート攻防戦は象徴的な意味合いを強めている。(c)AFP