【3月6日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは5日、第26節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に7-0で大勝し、フラストレーションの続くシーズンの不満を晴らした。

 リバプールはコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)とダルウィン・ヌニェス(Darwin Nunez)、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がそれぞれ2ゴールを記録。イングランドの名門同士の対戦で、7点差は新記録となった。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「本当に久しぶりのベストパフォーマンスの一つだ。みんながこの選手たちの本来の力を目にした」と喜び、「後半はこれ以上ない立ち上がりだった。始まった瞬間から全開で、相手にとっては本当に難しかっただろう」とコメントした。

 一方、公式戦ここ23戦で2敗目を喫したユナイテッドは、3位を維持しているが首位アーセナル(Arsenal)との勝ち点差は14ポイントに広がり、10年ぶりのリーグ優勝は現実的に難しくなった。

 しかしそれ以上に、1931年以来となる公式戦クラブ歴代ワーストタイの大敗は、尾を引くダメージを与える可能性がある。エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は「結果は明白だ。プロにあるまじき試合だった」と話し、「私が怒っている点はいくつもある。簡単に得点を許したのも、間違いなくその一つだ」と憤った。

 リバプールはこれで、消化が1試合少ない状態で4位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点差を3に縮めている。またサラーは、この試合でプレミアリーグでの得点数を129ゴールに伸ばし、クラブ歴代最多記録を更新した。(c)AFP/Kieran CANNING