【3月6日 AFP】23F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2023)は5日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が自身初となる開幕戦、またバーレーン・インターナショナル・サーキット(Bahrain International Circuit)での勝利を完勝で飾った。

 2シーズン連続の世界王者フェルスタッペンは、ピットストップのタイミングを除いてスタートから一度もトップを譲ることなく、ドライバーズタイトル3連覇の有力候補であることを改めて証明した。このコースでは、10回目の挑戦で初の優勝となった。2位にはチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入り、レッドブルが圧巻のワンツーフィニッシュを達成した。

 レッドブル勢に続く3位には、総合優勝2回の実績を持つアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が入った。セバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が引退したことで、後任として移籍してきたアロンソは、引き続き41歳という年齢を感じさせない積極的な走りを見せ、新チーム初レースで3位に食い込んだ。22年前にデビューしたアロンソにとって、開幕戦は最多記録を更新する356戦目の決勝だった。

 フェラーリ(Ferrari)のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)は、表彰台フィニッシュを目指すアロンソに終盤で抜かれて4位。総合優勝7回を誇るメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5位、シーズン前の自転車事故で両手首とつま先を骨折したアストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)が6位に入った。

 メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が7位、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が8位で、最下位スタートだったアルピーヌ(Alpine F1)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が9位に入り、ウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が10位で1ポイントを獲得した。アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は11位だった。

 昨年このレースを優勝したフェラーリのシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は、エンジントラブルにより41周目でリタイアを強いられた。(c)AFP