【3月5日 AFP】23F1開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2023)は4日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が「うれしい驚き」と語るポールポジションを獲得した。

 バーレーンGP、さらに開幕戦で過去に一度も勝ったことのないフェルスタッペンは、今回もフリー走行ではマシンバランスに苦しみ、自身も調子が上がらなかったが、予選最終Q3では見事なラップを2回披露して自身通算21回目のポールポジションを獲得し、2番手のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とともにフロントローを確保した。

 フェルスタッペンは「前向きで大きな驚きだ」と認め、「フリーではずっと苦戦していたから、前向きなうれしい驚きだ。マシンの感触はよくなっている」とコメント。「信じられない。今はあしたが楽しみだ。去年と比べれば、みんなマシンがどんな様子か少し分かってきて、パフォーマンスがかなり上がっているのも分かっている」と続けた。

 レッドブル勢がバーレーンGPでフロントローを独占するのは初めてで、昨年引退したセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が4連覇を達成した2013年に勝ってから、チームはこのサーキットで勝利がない。

 昨年ポールトゥウィンを飾ったフェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)は3番手となり、同僚のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が続いた。

 フリー走行2回目と3回目で最速だったアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、その走りを再現できなかったが、アルピーヌ(Alpine F1)からの移籍後最初の予選は5番手となった。

 以下、ジョージ・ラッセル(George Russell)とルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)のメルセデスAMG(Mercedes AMG)勢、アストンマーティンのランス・ストロール(Lance Stroll)、アルピーヌのエステバン・オコン(Esteban Ocon)、ハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が続いた。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は14番手だった。(c)AFP