【3月3日 AFP】デンマーク随一の観光名所であるコペンハーゲンの人魚姫の像が2日朝までに、台座にロシア国旗が落書きされるいたずら被害に遭った。

 AFPの記者は、像が据え付けられている石がロシア国旗の色に塗られているのを確認した。

 像は、デンマーク人作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(Hans Christian Andersen)の「人魚姫」を題材に制作された。

 被害を受け、警察は捜査を開始した。ロシアのウクライナ侵攻に対する支持を表明したものとみられる。

 2日の朝には、困惑した様子の観光客が、落書きされた像の写真を撮っていた。

 人魚姫の像は過去にもいたずらの標的になってきた。1964年と98年には頭部が盗難に遭ったほか、幾度となく落書きされている。

 映像は2日撮影。(c)AFP