【3月3日 AFP】トルコ南部アンタキヤ(Antakya)で1日、先月6日のマグニチュード(M)7.8の地震で倒壊した建物の下から、3週間ぶりに犬が救出された。現地メディアが2日、伝えた。

 トルコ中部から来ていた捜索隊が犬の「アレックス」を保護し、市内の動物保護団体に送り届けた。

 民営デミルオレン通信(DHA)が公開した動画には、捜索隊が二つの大きなコンクリート板の間に入り、「アレックス、おいで」と呼び掛けている様子が映っている。

 その後捜索隊は、救出した犬を抱いて水を飲ませ、犬は警戒しながらも元気そうな様子を見せていた。

 奇跡の救出劇の後、地元住民の一人はDHAに対し「われわれにとっては、命あるすべてのものが大事だ。人であれ、動物であれ」と語った。

 映像はDHAより提供。(c)AFP