【3月2日 AFP】ドイツ内務・国家省は1日、2024年パリ五輪に向けて、ウクライナ代表五輪選手がドイツ国内でトレーニングを行うことを許可すると発表した。

 ナンシー・フェーザー(Nancy Faeser)内務・国家相は発表の中で、「ウクライナの男女選手の準備に貢献をしたい。ウクライナの男女選手がドイツでトレーニングを積み、国際大会への準備を進めることを認める」とし、「ドイツは恐ろしいロシアの侵略戦争によって大きな打撃を受けた、ウクライナの選手たちに連帯感を示す」と述べた。

 ウクライナの選手たちは、五輪やパラリンピックに向けて、ドイツ各地にある五輪の練習拠点へのアクセスが許可される。

 ウクライナのワジム・フトツァイト(Vadym Goutzeit)青年スポーツ相は1月末、昨年2月の侵攻開始以来、220人の五輪選手や指導者が死亡し、少なくとも320のトレーニング拠点や施設が破壊されたと発表していた。

 ウクライナは東京五輪で金メダル1個、銀メダル6個、銅メダルを12個獲得。東京パラリンピックでは24個の金を含む計98個のメダルを獲得した。(c)AFP