【3月1日 AFP】ニュージーランドラグビー協会(NZR)は1日、今年行われるW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)いっぱいで契約が切れるイアン・フォスター(Ian Foster)ヘッドコーチ(HC)の後任人事を開始し、数週間後には候補者を指名する見込みを明らかにした。

 NZRはフォスターHCの退任よりかなり前に、2024年以降の指揮官を探し始めるという異例の措置を講じており、これには他国が有力候補へアプローチするのを防ぐ狙いがあるとみられている。

 NZRのパッツィ・レディ(Patsy Reddy)会長は、「これは世界のラグビー環境においては極めて重要なことで、現在は一流の才能を持つ指導者をめぐって激しい競争が起こっている」と発表。「選定は4~6週間後に決着するだろう」と述べた。

 現職のフォスターHCは、W杯に向けたチームの準備に支障が出る可能性を懸念している。

 昨年のオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)は、ホームでアイルランドにシリーズ勝ち越しを許し、アルゼンチンにはホームで初となる金星を献上するなど、成績が安定しなかった。そのことで重圧にさらされたフォスターHCは、続投の可能性は「極めて低い」と認めている。

 後任候補では、スーパーラグビー(Super Rugby)のクルセイダーズ(Crusaders)を率いるスコット・ロバートソン(Scott Robertson)HCが一番手だと目されているが、同氏には他の代表チームや国外のクラブチームも関心を示しており、人気が高い。

 他には、こちらも元オールブラックスで、現在は日本代表を率いるジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)HCも有力な候補となっている。(c)AFP