【3月2日 People’s Daily】先日、トルコ南部のシリア国境に近い地域で強い地震が発生し、トルコとシリアに大きな人的被害をもたらした。連日来、中国は人類運命共同体の理念の下、さまざまな方法で両国を支援し続け、大国の責任感を十分に示した。

 苦境にあるときに真情がわかる。地震発生直後、中国のトルコとシリアに緊急人道支援の意向を直ちに表明し、緊急人道支援メカニズムを遅滞なく開始し、両国に緊急支援の提供を決定した。そして、救助隊を災害現場へ緊急派遣し、現在までに20人以上の生存者を救出した他、両国へ救援物資を迅速に送った。中国は国際人道主義の精神をたゆまず発揚し、迅速に行動をとった。

 すべての民族や国家の未来は緊密に結びついており、風雨同舟(同じ舟に乗って激しい嵐を乗り越える)、栄辱与共(栄光と恥辱を共に)を実践すべきだ。地震発生後2日も経たないうちに、中国の社会各界が在中国シリア大使館に数千にものぼる愛の寄付を提供した。また、シリアの中国企業や華僑、華人などが自発的に救援活動を行った。このような行動は、中華民族の「天下一家」の気持ちを示している。トルコでは、現地住民が中国の救助隊に「ありがとう」と中国語で書かれたメッセージがついた食物を送ってきた。また、地元の女性が中国の女性救助隊員とわかると、彼女の手が冷たくなっているのに気づき、すぐに自分の服の中に入れて温めてあげたという話もある。このような物語は、人類の「風雨同舟」の力を示している。トルコとシリアの人々は、中国の無私の行為を高く評価している。

 今年で、習近平(Xi Jinping)国家主席が世界に人類運命共同体を構築するコンセプトを提案してから10年目になる。この10年間、中国は常に実際の行動で人類運命共同体の構築を実践してきた。特に自然災害に直面した時には、そのような実践はより顕著だった。2015年のネパールのマグニチュード8.1の地震、2016年のエクアドルのマグニチュード7.8の地震、2019年の東南部アフリカを襲ったサイクロン・イダイ、2022年のアフガニスタンの深刻な地震の発生に対し、中国は緊急支援を行ってきた。中国の温かさを世界に伝え、運命共同体であること、共に困難を乗り越える情熱を示した。

 歴史を振り返ると、人類は一つ一つの試練を乗り越え、一つ一つの危機を克服することで成長し、発展してきた。人類は共に協力・前進することを堅持すれば、今後迎えるだろうさまざまな困難や挑戦を必ずや克服できるだろう。中国側は引き続き人類運命共同体の理念を堅持し、国際社会と協力して、積極的にトルコとシリアの人々が災害の影響を早期に克服し、美しい家を再建できるよう支援し続ける。(c)People’s Daily/AFPBB News