【2月27日 AFP】26日にイスタンブールで行われたサッカートルコ1部リーグのベシクタシュ（Besiktas）対アンタルヤスポル（Antalyaspor）戦で、ホームのベシクタシュのファンが今月6日に発生した大地震で被災した子どものために大量のおもちゃをピッチに投げ込む一幕があった。試合中には政府に退陣を求めるチャントも起こった。

　国内で4万4000人以上が犠牲になったマグニチュード（M）7.8の地震を受け、トルコリーグでは前日にも、フェネルバフチェ（Fenerbahce）のファンが試合中に同様の抗議を行っていた。

　反政府派からは、今回の地震に対する与党側の対応が不十分だったとして批判の声が上がっており、ベシクタシュのサポーターは野党寄りとして知られる。トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン（Recep Tayyip Erdogan）大統領は、2016年のクーデター未遂事件を期に弾圧を強化しているため、今回のようなチャントは珍しくなっている。(c)AFP