【2月27日 AFP】22-23イタリア・セリエAは26日、第24節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は2-0でアタランタ(Atalanta)に勝利。同日の試合でボローニャ(Bologna FC)に0-1で敗れた2位インテル(Inter Milan)と勝ち点47で並び、暫定で3位に浮上した。

 サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でミランは26分、テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)のボレーシュートがポストをたたいて跳ね返ったボールが、アタランタの守護神フアン・ムッソ(Juan Musso)の背中にあたってゴールに入り、先制点を挙げた。

 さらにミランは86分、ジュニオール・メシアス(Junior Messias)がチップキックで追加点を挙げて白星を飾り、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場権を争う中で5位ラツィオ(SS Lazio)との勝ち点差を暫定で5に広げた。

 またミランではGKマイク・メニャン(Mike Maignan)が5か月ぶりに戦列復帰すると、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は途中出場を飾った。イブラヒモビッチは左膝前十字靱帯(じんたい)の再建手術を受け、昨年5月から戦線を離脱していた。

 一方でインテルは、敵地でリッカルド・オルソリーニ(Riccardo Orsolini)にこの試合唯一の得点を許して敗戦を喫した。前日に首位ナポリ(SSC Napoli)が勝利していたため、勝てばその差を15に戻すことができたインテルだったが、22日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)決勝トーナメント1回戦のFCポルト(FC Porto)との初戦を終えて、疲弊した様子だった。
 
 ミラノ(Milan)に本拠を置く両クラブは首位と勝ち点18差となり、ナポリは1989-90シーズン以来となるスクデット(リーグ制覇)がさらに近づいている。(c)AFP