ビッグデータを活用した検索の未来タッチスクリーン、テーブルを試演する関係者(c)news1
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【02月27日 KOREA WAVE】韓国政府が公共図書館のスマート化の強化に乗り出した。文化体育観光省は20日、「U-図書館45カ所」の設置と「実感型創作空間造成事業」に今年19億ウォン(約1億9700万円)を支援する計画を明らかにした。

U-図書館は地下鉄駅、福祉会館、住民センターなど公共施設に無人の自動図書貸し出し・返却システムを設置し、住民の利便性を高めるもの。障害者や遠隔地の住民らが図書館を直接訪問しなくても読みたい本を手に取れるよう計画された。2017年から推進され、昨年はソウル市九老区(クロク)など35市・郡・区の43カ所に設置され、現在全国で計150カ所を数える。

今年は更に25億ウォン(約2億5900万円)かけて37の市・郡・区の45カ所に新設する。今年から図書予約機能を追加し、スマートフォンなどで予約すれば公共図書館所蔵の図書も借りることができるようにするなどサービスを拡充する。

同省は、地域図書館にユーチューブ生放送や動画撮影ができる小規模スタジオを造成する事業にも19億ウォンを投入すると表明している。同省関係者は「地域住民が時間にこだわらず近いところで公共図書館サービスを利用し、最新技術を活用した多様な文化コンテンツを楽しめるように後押しする」としている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News