【2月27日 AFP】イタリア南部カラブリア(Calabria)州クロトーネ(Crotone)沖で26日、定員を大きく上回る移民を乗せた船が悪天候の中で沈没し、子どもと新生児計12人を含む少なくとも59人が死亡した。当局が発表した。

 沿岸警備隊は、船はクロトーネ沖を航行中に激しい波で難破したと説明。救助隊員はAFPに対し、船には「200人以上」が乗っていたと明らかにした。

 当局者は、密入国をあっせんした容疑者1人を治安当局が逮捕したとしている。

 また、密入国をあっせんした容疑者1人を治安当局が逮捕されたとの報告があったとしている。

 極右のジョルジャ・メローニ(Giorgia Meloni)首相は「イタリア政府は、(移民船の)出航と、それに伴う悲劇を防ぐことに尽力する」と表明。

 セルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領は、「こうした移民の多くは、アフガニスタンとイランの過酷な環境から逃れてきた」として、国際社会に対し、移民を生む要因となっている紛争や迫害、テロ、貧困の根絶への取り組みを強化するよう求めた。(c)AFP