【2月26日 AFP】22-23スペイン1部リーグは25日、第23節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は若手ストライカーのアルバロ・ロドリゲス(Alvaro Rodriguez)が終盤に同点ゴールを決め、10人のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーを1-1で引き分けた。

 この結果、26日に敵地でアルメリア(UD Almeria)と対戦する首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は、2位につけるレアルとの勝ち点差を10に広げるチャンスを手にしている。

 アトレティコは後半、アンヘル・コレア(Angel Correa)がレアルのDFアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)に肘打ちして退場処分を受けたものの、78分にホセ・マリア・ヒメネス(Jose Maria Gimenez)のヘディングシュートで先制点を挙げた。

 しかしレアルも85分、加入後自身2度目のリーグ戦出場となった18歳のロドリゲスが、こちらもヘディングで同点弾を決めた。

 前節のオサスナ(CA Osasuna)戦でアシストを記録し、短時間ながら強烈なインパクトを残したロドリゲスは、この試合でさらに大きな仕事をやってのけた。

 それでもチームを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、連覇の望みは消えていないものの薄れつつあると認め、「リーガにサヨナラというわけではないが、より困難になった。それでも最後まで戦い抜いていくし、成り行きを見守っていくつもりだ」と述べた。

 一方でバレンシア(Valencia CF)は、ルーベン・バラハ(Ruben Baraja)新監督の下でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に1-0で勝利し、暫定ながら1ポイント差で降格圏から抜け出した。

 40分にクロスボールをクリアしようとした、ソシエダのイゴール・スベルディア(Igor Zubeldia)が献上したオウンゴールが勝負を分けた。

 3位につけるソシエダは攻勢を強めたが、その後もバレンシアにゴールを脅かされてそのまま敗戦。4位アトレティコとの勝ち点差は1に縮まった。(c)AFP