「中国に幻想抱くな」 独首相、中ロ関係を警戒
このニュースをシェア
【2月24日 AFP】ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は23日、独公共放送ZDFのインタビューで、中国はこれまでロシアのウクライナ侵攻に反対したことがないと指摘し、「中国に幻想を抱いてはならない」と警告した。
中国外交トップ、王毅(Wang Yi)共産党政治局員は22日、ロシア・モスクワを訪問し、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談。ロシア政府によると、ウクライナ紛争の「政治的解決」に向けたアプローチを提示したとされる。
ウクライナ侵攻をめぐり、中国はこれまで、戦略的パートナーであるロシアとの緊密な関係を維持しながら、中立的な立場を取ってきた。
だが、米国と北大西洋条約機構(NATO)は、中国がロシアへの兵器供給を検討しているのではないかと懸念している。(c)AFP