【2月22日 Xinhua News】東京の上野動物園を出発したジャイアントパンダ「シャンシャン(香香)」が21日午後5時15分(日本時間同6時15分)、5時間余りの空の旅を経て中国四川省(Sichuan)の成都双流国際空港に到着した。

 空港税関は円滑な通関のため、専用の優先レーンを設け、検査や防疫消毒の監督を担う職員を配置。シャンシャンは入国手続きの後、午後6時35分に「シャンシャンの帰国を歓迎」と書かれたトラックで同省雅安市にある中国ジャイアントパンダ保護研究センター碧峰峡基地に向け出発した。車内には好物のニンジンが用意された。

 空港で出迎えた同センターの獣医師によると、シャンシャンは長時間の移動に加え、全く知らない環境にやって来たことでやや神経質になっているとみられるため、今はできる限り外部からの干渉を減らしているという。今後は基地内の隔離検疫エリアで30日間の隔離を行い、検疫に合格すると一般公開が可能になる。(c)Xinhua News/AFPBB News