【2月21日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)でオールスター選出9回を誇るラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)が、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)とのバイアウト交渉が完了して自由契約となった後、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)と契約を結ぶ計画であると、複数メディアが20日に報じた。

 34歳のウェストブルックは、トレード期限前日に3チームが絡むトレードでロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)からジャズに放出されたが、それ以降は試合に出場していない。そのためクリッパーズへ移籍すれば、レイカーズと同じ本拠地クリプトドットコム・アリーナ(Crypto.com Arena)でロッカールームを変更するだけになる。

 米スポーツ専門チャンネルESPNや米CBSスポーツ(CBS Sports)によると、ウェストブルックは契約満了となる今季年俸4700万ドル(約63億円)の残りの交渉がまとまって自由契約となり次第、クリッパーズとの契約にサインする見通しであるという。

 クリッパーズでは、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)時代のチームメートであるポール・ジョージ(Paul George)や、カワイ・レナード(Kawhi Leonard)らのスター選手とタッグを組むことになる。

 2016-17シーズンの最優秀選手(MVP)に輝いた実績を持つウェストブルックは、レイカーズでは今季主にリザーブメンバーとして52試合に出場し、1試合平均15.9得点、7.5アシスト、6.2リバウンドを記録。しかし、レブロン・ジェームズ(LeBron James)とアンソニー・デイビス(Anthony Davis)のトリオ形成は期待通りにいかず、フィールドゴール(FG)成功率は41.7パーセント、3ポイントシュート成功率も29.6パーセントにとどまり、チームを去ることになった。

 ウエスタンカンファレンスの順位表では現在デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が首位に立っており、クリッパーズは今季ここまで33勝28敗の成績で4位につけている。NBAオールスターゲーム(2023 NBA All-Star Game)ブレーク明けの初戦は24日で、クリッパーズはホームでサクラメント・キングス(Sacramento Kings)を迎え撃つ。(c)AFP