幹細胞移植でHIV完治 世界で3例目
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【2月21日 AFP】「デュッセルドルフ(Duesseldorf)の患者」と呼ばれる男性(53)が、幹細胞移植の結果、エイズウイルス(HIV)感染から完治した3人目の人物となったとする研究論文が20日、学術誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に発表された。
男性は2008年にHIV感染が判明し、その3年後に骨髄性白血病と診断された。13年に、CCR5遺伝子にまれな変異がある女性のドナーが提供した幹細胞を使った骨髄移植を受けた。この変異はHIVの細胞侵入を防ぐことが分かっている。
18年にはHIVの抗レトロウイルス療法を停止。その4年後、検査で一貫してHIVが検出されなくなった。(c)AFP