【2月20日 AFP】(更新、写真追加)米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は20日、ロシアによるウクライナ侵攻開始後初めて、ウクライナの首都キーウを訪問した。この訪問は事前に公表されていなかった。

 間もなく侵攻開始から1年となるのを前に、バイデン氏はヴォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。

 ゼレンスキー氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、「バイデン氏、キーウヘようこそ!」と英語で投稿。同氏の訪問は「極めて重要な、ウクライナ全国民に対する支持の印」だと歓迎した。

 一方、米ホワイトハウス(White House)によると、バイデン氏は今回の訪問に合わせて兵器の追加供与を約束。同氏は「ウクライナ国民を空爆から守るため、砲弾や対装甲システム、対空監視レーダーなど重要装備の新たな供与について発表するつもりだ」と述べたとされる。

 バイデン氏による新たな兵器供与の約束を受けてゼレンスキー氏は、「これはロシアに勝ち目はないという明白なメッセージだ。われわれは共に、ロシアの恐怖から(ウクライナの)都市と国民を守る」と述べた。(c)AFP