吹雪に紛れ偵察、波状攻撃を撃退 ウクライナ前線部隊
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【2月23日 AFP】ウクライナ東部の前線に近い町の外れで兵士がひざまずき、高性能ライフルの引き金に指を掛けている。
「ウイルス」というコードネームで呼ばれる指揮官は、雪に覆われた住宅街を見回しながら、「ロシア軍はこの道路の掌握を狙っている」と語った。
くぐもった砲撃音の合間に付近で銃声が響くと、あちこちの塀の中から犬が吠え出す。
ロシアの侵攻開始から1年となる24日が近づくにつれ、ウクライナでは戦闘の激化が予想されている。
ドネツク(Donetsk)州で「ウイルス」が指揮する「ウィッチャー」部隊にとってこの1年間、気を抜ける時は一瞬もなかった。前線周辺、特にバフムート(Bakhmut)は常にロシア軍の圧力にさらされているという。
「ウイルス」は吹雪の中、曇り空と積雪に紛れるようにして敵陣の偵察へ向かった。