【2月20日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は19日、中国がウクライナ侵攻を続けるロシアに兵器の提供を検討していると懸念を示した。ウクライナ侵攻は24日で開始から1年となる。

 今月に入り、領空を飛行する中国の気球を米国が撃ち落とすなど、両国関係は悪化している。

 ブリンケン氏は米CBSに対し、中国は現在、ロシア政府への「弾薬から武器」まで「死を招く支援の提供を検討している」と述べた。

 同氏はまた、そうした支援は「われわれにとって、また両国関係にとって、深刻な問題となり得る」と中国にはっきりと意思表示をしたとも話した。

 中国をめぐっては、ウクライナを侵攻するロシアと関係を深めているとして懸念されているが、中国外交トップ、王毅(Wang Yi)共産党政治局員は、中国政府は建設的な役割を担っており、対話や和平協議を支援する用意があるとしている。(c)AFP