【2月19日 AFP】男子テニス、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2023)は18日、シングルス準決勝が行われ、けがからの復帰戦に臨んでいる大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は同胞のベルナベ・サパタ・ミラージェス(Bernabe Zapata Miralles)に6-2、6-2で快勝し、第2シードのキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)との決勝に進出した。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)で四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした19歳のアルカラスだが、その後11月のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)を腹筋のけがで途中棄権すると、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)を含めた新シーズン序盤も右脚の負傷で離脱しており、今大会が約3か月ぶりの復帰戦となっている。

 アルカラスは「けがで少し落ち込んでいた」と明かしつつ、「2023年最初の大会で決勝に進出できて、自分にとっては非常に特別」と喜んだ。

 一方のノーリーは、予選勝者のフアン・パブロ・バリジャス(Juan Pablo Varillas、ペルー)を7-6(7-5)、6-4で退け、決勝へ駒を進めた。アルカラスとノーリーの通算対戦成績は、アルカラスが3勝1敗で勝ち越しているが、直近の顔合わせとなった昨年のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2022)ではノーリーが勝利している。

 アルカラスは決勝で昨年の全米オープン以来となるツアー7勝目を目指す。(c)AFP