トルコ被災地でハンバーガー配布 かみしめる日常の味
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【2月18日 AFP】マグニチュード(M)7.8の地震に見舞われたトルコ南東部アンタキヤ(Antakya)で17日、ハンバーガーを無料で配布するキッチンカーに大勢の被災者が列をつくった。
ハンバーガー2個を受け取ったメフメトさんは「私たちは家を失った。テントで寝起きし、食べる物といえば、配給品しかない」と語った。
一緒に並んでいた男性は「たまたま通り掛かったが、(ハンバーガーが)好きなので立ち寄ることにした」と話した。
大勢の被災者への食料配布は、当局にとって喫緊の課題となっている。
震源に近い町でテント生活を送る人々は、ケーキやクッキーなどの高カロリーの非常食でしのぐ生活を余儀なくされている。
ファストフード大手のキッチンカーで働く従業員は「普通のチキンバーガーを1日4000個配っている」と説明し、100人ほどが並ぶ列を見ながら、同社は4日前からアンタキヤでハンバーガーを配布していると続けた。(c)AFP