【2月17日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)は16日、決勝トーナメントプレーオフ第1戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の試合は2-2のドローとなった。

 2008-09、10-11シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)決勝でも激突した両チーム。ともに国内で好調を維持して迎えたこの日の一戦は、0-0で前半を折り返すと、後半開始5分にバルセロナがCKからマルコス・アロンソ(Marcos Alonso)のゴールで先制した。

 それでも、ユナイテッドはその3分後にマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)の得点で追いつくと、59分にはジュール・クンデ(Jules Kounde)のオウンゴールで逆転。だが、バルセロナも76分にラフィーニャ(Raphinha)の同点ゴールが決まり、熱戦の末に引き分けとなった。

 ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督は「素晴らしい試合だったと思う。お互いに攻撃的なチームで、チャンピオンズリーグかそれを上回る試合だったと思う」と振り返り、「(第2戦が行われる)オールド・トラフォード(Old Trafford)で決めたい」と話した。

 一方、バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、ユナイテッドのフレッジ(Fred)のハンドがあったのにPKが与えられなかったと不満を口にした。

 その他の試合では、ユベントス(Juventus)がホームでナント(FC Nantes)と1-1のドローに終わった。移籍に関する不正により、イタリア・セリエAで勝ち点15剥奪の処分を受けているユベントスは、ヨーロッパリーグ制覇が来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得する最大の可能性となっている。

 ASモナコ(AS Monaco)は後半アディショナルタイムのアクセル・ディサシ(Axel Disasi)の決勝ゴールでバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に3-2で先勝した。ASローマ(AS Roma)はレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)に0-1で黒星。大会最多優勝を誇るセビージャFC(Sevilla FC)はPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に3-0で快勝した。

 シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)はレンヌ(Stade Rennes FC)に2-1で勝利。アヤックス(Ajax)対ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)は0-0、スポルティング・リスボン(Sporting CP)対FCミッティラン(FC Midtjylland)は1-1の引き分けとなった。

 第2戦は23日に行われ、勝利した8チームが決勝トーナメント1回戦に進出する。(c)AFP