グループ少女時代のメンバー(c)news1
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【02月16日 KOREA WAVE】「12年前、少女時代のファンとして買った株だったんですが、10倍に跳ね上がりましたね」。韓国の芸能プロダクション「SMエンターテインメント」の経営権紛争で株価が急騰し、投資家に思わぬ余波が広がっている。

京畿道(キョンギド)安養(アンヤン)市に住むユ・ハンミンさん(34)は週末、大学の同級生から久しぶりに電話を受けた。電話した理由は、大学時代にユさんがファンとしてSM株を買っていたことを思い出したからだという。

ユさんは高校時代から少女時代のファンだ。2011年5月、アルバイトで貯めた金でSMの株式100株を買った。当時、SMの株価は1万7500ウォン(約1830円)前後だった。「当時は稼ごうなんて思っていなかった。アルバムやグッズ、コンサートチケットを買う以外に、ただファンとしてできることをしたいという考えだけだった」という。

年を取るにつれて忙しくなり、少女時代がグループでの活動を停止したことからファンとしての活動はそれ以上続けなかったが、株は売らずに持っていた。ユンさんは「友人がどのように記憶したのか電話で知ることになった」と戸惑った表情を浮かべた。

7日のネット大手カカオに続き、10日にはHYBEによるSM株買収が明らかになり、年初に7万ウォン台だったSMの株価は高騰している。韓国取引所によると、10日は1万6200ウォン(16.45%)高の上場来高値11万4700ウォンで取引を終えた。13日の取引終了(午後3時30分)時点でも11万600ウォン(約1万1600円)を維持している。

ユ氏は「7月に結婚を控えておりラッキーだ」と言い、株を売る考えを明かした。現時点なら1000万ウォン以上を手にする計算だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News