【2月16日 Xinhua News】中国北京市東城区にある雍和宮は、同市最大のチベット仏教ゲルク派寺院。前身は清の康熙帝が康熙33(1694)年に第4子胤禛(いんしん、後の雍正帝)のために建立した親王府で、雍正帝即位後の雍正3(1725)年に行宮となり雍和宮と改称された。雍正帝の子、乾隆帝の治世になると、乾隆9(1744)年にチベット仏教寺院に改められ、清朝中・後期において最高の格式を持つ仏教寺院となった。

 境内には碑刻や仏像、タンカ(チベット仏教の仏画)などの文化財が収蔵されており、1995年には寺院全体が雍和宮蔵伝仏教(チベット仏教)芸術博物館として登録された。(c)Xinhua News/AFPBB News