メタバースエンターテイメントの(左から)アン・ソンウォン氏、チュ・ジヨン氏、カン・ソング氏(写真=メタバスエンター)(c)NEWSIS
メタバースエンターテイメントの(左から)アン・ソンウォン氏、チュ・ジヨン氏、カン・ソング氏(写真=メタバスエンター)(c)NEWSIS

【02月15日 KOREA WAVE】メタバースエンターは髪の毛、眉毛、目、皮膚などをリアルに表現し、視線や表情が動く時の筋肉などの自然さを開発課題にした。800余りの表情を自動的に生成し、アーティストが望む表情を作り出した。

特に好評なのが、ぎこちなさを感じさせないダンスだ。

昨年末完成した国内最大規模のモーションキャプチャースタジオ「VFX研究所」を活用しただけでなく、実際のアイドルがミュージックビデオを撮影する時のような放送制作環境をつくった。

カン・ソング氏は「モーションキャプチャーも最高水準だが、放送装備もやはりK-POPのMVに従った。止まる動作ではアクセサリーの揺れなどが自然に感じられるようシミュレーションし、本物らしいヘアスタイリングにも気を使った」と強調した。

デビューの舞台も実際のアイドルのように生放送音楽番組「音楽中心」で進行し、関心を呼び起こした。他のアイドルと同じように出演し、ユーチューブの再生回数は200万回を突破した。

「メイブがどこに出演し、広報とマーケティングを進めるか悩んだ。それでもアイドルなら音楽番組への出演が必要だと判断した。大衆に「錯覚」を起こさせることを目標に掲げている」。チュ・ジヨン氏は位置づける。

いくら技術力が優れていても良い振り付けがなければ、自然なダンスは不可能だった――カン・ソング氏はこう強調する。

チュ・ジヨン氏によると、「パンドラ」の振り付けはIVE(アイヴ)やIZ*ONE(アイズワン)ら、実際のアイドルを担当した「フリーマインド」が担当したという。振り付け、MV監督、撮影スタッフなど、すべて実際アイドルMVに参加する人材だそうだ。

アイドル市場でカギになるのはファンダム(熱狂的なファン)だ。ファンダムがなければ、実際のアイドルのようでも距離感は縮まりにくい。アン・ソンウォン氏は「本当のK-POPアイドルのように正攻法でやった。MV制作方式もそのまま取り入れた」と明かした。

このような戦略のおかげで、K-POPに熱狂するグローバルファンから相当な人気を得ている。アン・ソンウォン氏は「ティックトックなどを見れば非常に友好的で拒否感がなかった。K―コンテンツの力が作用したようだ」と見ている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News