【2月15日 AFP】アルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2023)は14日、フランスのメリベル(Meribel)で混合団体パラレルが行われ、米国は決勝でノルウェーを3-2で下し、金メダルを獲得した。

 第1滑走では米国のニナ・オブライエン(Nina O'Brien)がノルウェーのクリスティン・リスダール(Kristin Lysdahl)に0秒13差で勝利。第2滑走ではノルウェーのアレクサンダー・スティーン・オルセン(Alexander Steen Olsen)が0秒04差で米国のリバー・ラダムス(River Radamus)を破った。すると、第3滑走では、米国のポーラ・モルツァン(Paula Moltzan)とノルウェーのテアルイセ・スティエルネスン(Thea Louise Stjernesund)が同タイムとなった。

 これにより、米国のトミー・フォード(Tommy Ford)とノルウェーのティモン・ハウガン(Timon Haugen)の対決による劇的な最終第4滑走を迎えることになった。

 しかし、ここでハウガンを悲劇が襲い、ゲートが開く前に力をかけすぎたことによりゲートにつまずいて転倒しかけてしまった。フォードにはそのようなミスはなく、ハウガンが体勢を立て直したころには2個目のゲートをクリアしており、最終的に1秒50差でフィニッシュして米国が優勝を決めた。

 3位決定戦では、カナダがオーストリアと2-2で引き分けたものの、タイム差で上回って銅メダルを獲得した。(c)AFP