【2月14日 AFP】中国外務省の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は14日、米国の気球が昨年「10回以上」中国の領空内に侵入したとの中国の主張について、「徹底的な調査」を行うよう米国に求めた。

 報道官は同日の定例記者会見で、少なくとも10回にわたって米国の気球が中国領空に侵入したと改めて主張。その上で「米側は徹底的な調査を実施し、中国に対して説明すべきだ」と述べた。

 米中関係は、中国の「偵察気球」とされる飛行物体を米国が撃墜したことをめぐって急激に悪化した。

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は13日の記者会見で、「(米国は)中国の上空に偵察気球を飛ばしていない」との見解を示した。(c)AFP