【2月18日 CGTN Japanese】連日の降雨や長江主流の増水により、中国最大の淡水湖である鄱陽湖(はようこ)の水位が明らかに上昇しています。13日午後3時現在、鄱陽湖のメイン水文観測所である「星子ステーション」では、水位が9.16メートルに戻り、3日連続で1日当たり40センチ以上上昇しました。今後しばらくの間、鄱陽湖の水位はさらに上昇していく見込みです。

 昨年6月下旬以来、中国中東部の江西省(Jiangxi)では深刻な干ばつ被害に見舞われ、鄱陽湖は渇水期に入り、相次いで水位の最低記録を更新しました。ここ数日は寒気の影響で、江西省では広い範囲にわたって降雨を迎え、多くの河川の水位が回復しつつあり、ダムの貯水量も増え、干ばつ被害がある程度緩和されています。

 また、鄱陽湖の水位回復により、江西省水文観測センターは11日午前9時に、鄱陽湖渇水青注意報(中国の気象災害に対する注意報は「青」「黄」「オレンジ」「赤」の4段階で構成)を解除しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News