【2月14日 CGTN Japanese】中国東部の山東省(Shandong)青島都市メディア広場雲岡石窟芸術館で13日、3Dプリンターを利用して作られた雲岡石窟第3窟の高さ9.93メートルの阿弥陀仏が公開され、なめらかで豊かな顔立ちと、超然とした物腰を見せています。

 青島都市メディア広場雲岡石窟芸術館が複製した雲岡石窟第3窟は、石窟内の原形をしっかりと再現しており、全体の長さは17.9メートル、幅は13.6メートルです。 中でも、中央の台座に座している仏像の高さは約10メートルに達し、3Dプリント技術を使って実現した世界初の大型の文化財レプリカです。これの制作に当たっては1万枚の石窟画像データを使って842個のパターンを印刷し、3カ月かけて据え付け作業を行い、ついに雲岡石窟の再現に成功したものです。

 雲岡石窟は中国北西部の山西省(Shanxi)大同市(Datong)西郊外の武州山南麓に位置し、石窟群の主要な部分は北魏(386〜534)の洛陽への遷都前(約460~494)に完成しました。雲岡石窟は山に沿って開削され、現存する主要な洞窟は45カ所、大小様々な仏像は5万9000体以上あります。この他に、付随する洞窟が209カ所あり、彫刻面積は1万8000平方メートル余りに達しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News