【2月13日 CGTN Japanese】シリアの北部地区は、6日の大地震の影響で多くの建物が倒壊し、多くの人々が被災し、犠牲者は10日時点で数千人に上っています。中国最大級のオンラインショッピングモール「淘宝(タオバオ)」と「京東(JDドットコム)」の「シリア輸入館」はこのほど、チャリティーリンクを開設し、シリアのエッセンシャルオイル石けんを販売しました。売り上げはすべて在中国シリア大使館を通じて被災地の人々の支援に使われます。

 石けんは販売開始からわずか1時間で1000個以上も売れ、タオバオとJDドットコムの売れ筋商品ランキングに入りました。注文が殺到し出荷が追いつかず、売主がおわびをするほどです。商品掲載ページのコメント欄には、「発送は不要です。微力ですが、シリアの人々の役に立てれば幸いです」「私は四川人で、地震による苦難を経験しました。シリアの人々の困難さがよく分かるので何かしたいと思いました。『あなたたちは孤独ではない』と伝えたくて…」「自分も雨に濡れたことがあるので、傘を差してあげたい。シリアの人々が一日も早く難関を乗り越えられるよう願っています」などの書き込みがありました。

 シリア大使館もSNSの微博(ウェイボー)公式アカウントに、「中国のネットユーザーからの愛情の込もった寄付を8日時点で数千口受け取りました。皆さんの思いやりと支援に感謝しています。寄付金は正規のルートを通じてすべての被災地に届けられます」と投稿しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News