【2月13日 People’s Daily】2023年1月8日より、中国は新型コロナウイルス感染症の分類を「乙類甲管理」から「乙類乙管理」に変更し、感染症対策は新たな段階に入った。

 過去3年間、中国は常に感染症対策の戦略的イニシアチブをしっかりと握ってきた。5回にわたるパンデミック(世界的な大流行)の波に耐え、100を超える集団感染に効果的に対応し、ワクチンや医薬品の開発・応用、医療資源の準備のための貴重な時間を獲得してきた。

「乙類乙管理」の実施後、中国の感染症対策の焦点は「感染予防」から「健康保護と重症化予防」に移り、人々の生命・安全と身体の健康を最大限に守り、感染症による経済・社会の発展への影響を最小限に抑えるための措置が取られることになる。

 過去3年間、社会主義体制は組織・動員、統一的調整、徹底的実行の面で並外れた力を発揮し、中国のリスクやチャレンジに耐え、困難を克服する力を蓄える根本的な保証となった。

 2020年、中国はいち早く感染症を抑制し、操業・生産を再開し、世界で唯一プラス成長を達成した主要経済体となった。2021年、中国のGDPは前年同期比で8.1%増となり、世界の主要経済国の中で最も高い成長を遂げた。

 2022年1月から11月にかけ、全国一定規模以上の工業付加価値額は前年同期比3.8%増、固定資産投資は同5.3%増、貨物輸出入総額は同8.6%増となった。2022年、感染症の度重なるリバウンドとウクライナ危機などの予想外の要因の影響に耐え、中国経済が「V」型の回復曲線を描き、今年の総体経済は120兆元を超えると予想され、再びその強い強靱(きょうじん)性を示した。

 現在、感染症対策は新たな段階に入っている。中国は引き続き感染症対策を科学的に改善し、スムーズな転換と安定した社会秩序を確保し、安定した経済回復のための強固な基盤を築いている。

 感染症対策が新たな段階に入り、各地域の各部門が移行期間を入念に管理し、操業・生産の再開が加速し、営業再開が回復し、国民の生産・生活が前向きな新しい変化を見せている。

 最近、多くの都市の主要商圏は着実に回復し、飲食やエンタテインメントなどへの消費の回復が加速している。「流動する中国」は、その活力ある発展を加速させている。

 中国は、社会主義市場経済の制度的優位性、メガマーケットの需要的優位性、充実した産業システムの供給的優位性、そして勤勉で知的な労働者や企業家の膨大な数の人的優位性を持っていることが、実践によって証明された。各方面の優位性と活力が真に刺激され、確固たる自信が生まれ、力が結集される限り、中国は感染症との戦いで全面的勝利を収めることができるだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News