【2月12日 AFP】男子テニス、世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が11日、約3か月ぶりの復帰戦となるアルゼンチン・オープン(Argentina Open 2023)を前に会見し、すでに開幕から6週間を戦っているライバルたちに追いつくのは「簡単ではない」と話した。

 19歳のアルカラスは昨年、全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)で自身初の四大大会(グランドスラム)制覇を果たし、史上最年少での世界ランキング1位も獲得した。しかし11月のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)をけがで途中棄権すると、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)を含めた新シーズン序盤も脚の負傷で離脱し、世界1位からも陥落した。

 アルカラスは会見で、「パリ・マスターズでけがをして以来、僕にとっては最初の大会になる」と話し、「だけど大会に来るときは常に優勝を考え、勝ちたいと思っている。実戦からこれだけ長く離れていて、簡単ではないとしてもだ」とコメントした。

「何日か早めに会場入りし、非常に優れた選手たちとトレーニングしてきた。徐々に良くなっているし、望む限り最高の状態で大会をスタートできる」

 アルゼンチン・オープンは13日に開幕する。アルカラスは大会第1シードとして1回戦を免除されており、ファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)とラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)の勝者と対戦する2回戦から登場する。(c)AFP