【2月13日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)の成都市心理健康センターは9日、セラピー犬2匹を迎え入れた。「李大宝(リーダーバオ)」と「雪糕(シュエガオ)」いう名の2匹は、成都市第四人民医院の気分障害病棟が始めた動物介在グループ療法に導入されたもので、中国南西部で同療法が実施されたのは今回が初めてとなる。

 同医院気分障害センターの責任者、陳佳佳(Chen Jiajia)さんによると、動物介在グループ療法に参加する犬は厳しい試験を受け、関連する「資格証」を取得して初めて「仕事に就く」ことができる。

 陳さんによると、動物介在療法は心理療法の過程で条件に合う動物を選んで治療に参加させるもので、動物と患者が調和の取れた関係を築くことで、心理療法の目標の円滑な実現を促す。

 陳さんは「療法開始に先立ち、病院が申し込み状況に基づいて参加する患者を決定するが、主に動物と親しむことを希望し、外界との交流に心理的抵抗があるうつ病患者が選ばれる。このような患者は、心の扉を開くために動物の手助けが必要だからだ」と述べた。グループ療法は、良好な治療効果を得るために、通常10人程度に絞って実施される。(c)Xinhua News/AFPBB News