【2月11日 Xinhua News】中国の環境権益に関する取引推進機関、北京グリーン取引所はこのほど、北京市通州区の副都心エリアに正式開業した。今後は世界に向けた国家級グリーン取引所を建設し、同エリアの国家グリーン(環境配慮型)発展モデル区構築を全面的に促進していく。

 中国国務院が2021年11月に発表した「北京副都心(通州区)の質の高い発展への支援に関する意見」は、北京グリーン取引所が全国の自主排出削減量などを扱う排出権取引センターとしての機能をベースに、世界に向けた国家級グリーン取引所へと高度化し、グリーン金融と持続可能な金融センターの構築を推進すると提起した。

 同取引所の王乃祥(Wang Naixiang)董事長によると、この政策が発表されて以来、グリーン取引所は「全国温室効果ガス自主排出削減量取引センター(全国CCER取引センター)」と「グローバルなグリーン金融と持続可能な金融センター」の建設を担っている。また、そのための全国統一登録システムと取引システムの開発はすでに完了し、自主排出削減量市場の構築に重要なシステム面の保証を提供しているという。(c)Xinhua News/AFPBB News