【2月10日 Xinhua News】中国外交部の毛寧(Mao Ning)報道官は9日の定例記者会見で、トルコ・シリア地震における中国の最新救援状況について聞かれ、次のように説明した。

 中国救援隊が8日、トルコに到着し、被害が深刻なハタイ県アンタキヤに直ちに入り、救援活動を始めた。トルコの救助隊と協力し、現地時間9日未明には、がれきの中に閉じ込められていた妊婦1人の救出に成功した。8日夜には香港特別行政区政府も捜索救助隊をトルコに派遣した。中国紅十字会(赤十字社)がシリアの被災地に送る5千人分の医療物資を積んだ飛行機が9日午前、北京を出発した。これには紅十字会の救援要員も搭乗した。

 これまで発表した義援金や支援物資のほか、中国はシリアへの食糧援助を加速させており、小麦220トンが現在、シリアに向かっている。またコメと小麦計3千トン以上が、間もなく2回に分けて運ばれる予定となっている。

 中国政府は今後、被災状況と実際の必要性に応じ、トルコとシリアの被災地を引き続き支援し、復旧を支えていく。(c)Xinhua News/AFPBB News