【2月9日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のケビン・デュラント(Kevin Durant)がフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)にトレード移籍することが分かった。複数の米メディアが8日に報じた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNが匿名の情報筋の話として伝えたところによると、ネッツはデュラントとTJ・ウォーレン(T.J. Warren)と引き換えに、サンズからミケル・ブリッジズ(Mikal Bridges)、キャム・ジョンソン(Cam Johnson)、ジェイ・クロウダー(Jae Crowder)の3人に加え、四つのドラフト1巡目指名権を獲得する。

 またESPNはトレード期限を翌日に迎えた同日、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が3チームが絡むトレードでラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)をユタ・ジャズ(Utah Jazz)に放出し、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)からディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)を獲得すると伝えた。

 ESPNによれば、レイカーズにはジャズからマリク・ビーズリー(Malik Beasley)とジャレッド・バンダービルト(Jarred Vanderbilt)も加入する。ティンバーウルブズはジャズからマイク・コンリー(Mike Conley)とニキール・アレクザンダーウォーカー(Nickeil Alexander-Walker)に加え、複数のドラフト指名権を獲得する。

 ジャズはウェストブルックの他にレイカーズからフアン・トスカノ・アンダーソン(Juan Toscano-Anderson)とデイミアン・ジョーンズ(Damian Jones)、将来のドラフト1巡目指名権を手にする。

 2017年のシーズン最優秀選手(MVP)で、9度のオールスター選出を誇るウェストブルックは、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)からトレードでレイカーズに加入したが、レブロン・ジェームズ(LeBron James)とアンソニー・デイビス(Anthony Davis)とのトリオで期待されたような貢献はできず、難しい1シーズン半を過ごした。最近はベンチからの出場が中心で、チームも2季連続でレギュラーシーズン敗退の危機に陥っている。

 一方、新加入のラッセルは、もともとレイカーズが2015年のドラフト全体2位で指名した選手。今季はティンバーウルブズで1試合平均17.9得点、6.2アシストを記録している。(c)AFP