【2月9日 AFP】北朝鮮で8日、朝鮮人民軍(KPA)創建75周年を記念して大規模な軍事パレードが行われ、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党総書記が見守る中、過去最多となる戦術核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)が登場した。朝鮮中央通信(KCNA)が9日、伝えた。専門家によると、ミサイルは固体燃料式の新型ICBMの可能性もある。

 KCNAは、祖父であり北朝鮮建国の指導者、金日成(キム・イルソン、Kim Il Sung)国家主席が好んだ黒いコートに中折れ帽をかぶった正恩氏が、李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol Ju)夫人と娘のジュエ(Kim Ju Ae)さんを伴って式典に参加する写真を公開した。

 韓国ソウルに拠点を置く北朝鮮関連ニュースサイト「NKニュース(NK News)」によると、軍事パレードでは、ICBM「火星17(Hwasong 17)」少なくとも10基のほか、固体燃料式ICBMを運搬するためのものとみられる車両も登場した。(c)AFP/Cat Barton and Sunghee Hwang