【2月9日 AFP】米国が中国の気球を撃墜したことで両国間の緊張が高まる中、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は公共放送PBSのインタビューで、対中関係について「対立は望んでいない」と述べた。

 バイデン氏は「中国とは全力で競争するつもりだが、対立は望んでいない」と語った。気球撃墜に伴う緊張の緩和を狙った発言とみられる。気球騒動で対中関係が大きく損なわれたかとの質問に対しても「ノー」と答えた。

 米当局が今月に入り追跡していた中国の気球は4日、サウスカロライナ州沖の領空内で空軍戦闘機によって撃墜された。(c)AFP