【2月8日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)のサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)最高経営責任者(CEO)は7日、同社の検索エンジン「Bing(ビング)」に対話型の人工知能(AI)を搭載すると発表した。

 Bingに搭載されるのは、チャットボット(自動応答システム)「チャットGPT(ChatGPT)」を開発した米新興企業オープンAI(OpenAI)の技術。チャットGPTは、AI分野で起きている「ゴールドラッシュ」の先駆けとされる。

 Bingに対話AIを搭載することで、検索結果として従来のように外部ウェブサイトのリストを表示するのではなく、複数の情報源に基づき作成した完全な回答を表示できるようになるという。

 ナデラ氏は発表イベントで「検索の新時代」到来を宣言。「競争はきょう始まる」と語り、AI技術の活用により巻き返しを図る考えを示した。インターネット検索分野はここ20年、米グーグル(Google)の独占状態にある。(c)AFP