【2月8日 AFP】豪ウエスタンオーストラリア(Western Australia)州で6日、ボーイング(Boeing)737型機が墜落、炎上した。操縦士2人が搭乗していたが、奇跡的に生還した。

 同機は737型旅客機を消防機に改造したもので、パース(Perth)の南東420キロに位置するフィッツジェラルド川国立公園(Fitzgerald River National Park)で森林火災の消火作業に当たっていた。

 当局によると、放水が完了して約20秒後に墜落した。直後に撮られた航空写真には、機体後部が炎に包まれ、黒煙が立ち上る様子が捉えられている。

 操縦士2人は事故後、病院で検査を受け、翌日退院した。身元は明かされていないが、当局は2人とも北米出身とみられると話した。

 州の救急当局トップは7日の記者会見で「自力で避難できたのは奇跡以外の何ものでもない」と驚きを隠さなかった。

 交通安全局が事故の原因調査に着手。同局によると、737型機の墜落事故はオーストラリアでは初めて。(c)AFP