【2月8日 AFP】アルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2023)は7日、フランスのクーシュベル(Courchevel)で男子複合が行われ、アレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault、フランス)が優勝を飾り、地元のファンを沸かせた。

 スウェーデンのオーレ(Are)で行われた2019年の世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2019)でもこの種目を制したパンテュローは、寒く晴れたコンディションの中、レクリプス(L'Eclipse)コースで絶品の2本の滑りを披露し、個人種目では大会通算6個目のメダルを手にした。

 今季のアルペンW杯では、米ビーバークリーク(Beaver Creek)で行われたスーパー大回転第2戦での3位が唯一の表彰台となっていたパンテュローだが、この日1本目のスーパー大回転では1分8秒25の見事なタイムでスピード種目のスペシャリストをしのいだ。

 2本目の回転では3番手につけるタイムを残して2本合計で1分53秒31を記録し、フランス人選手としては母国大会で通算3人目の複合王者に輝いた。

 2位には合計タイム0秒10差でマルコ・シュワルツ(Marco Schwarz、オーストリア)が入った。3位には同0秒44差でラファエル・ハーザー(Raphael Haaser、オーストリア)が続き、前日の女子複合で3位に入った姉リカルダ・ハーザー(Ricarda Haaser、オーストリア)と同じく銅メダル手にしている。(c)AFP