【2月8日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)で主将を務めるDFビリ・オルバン(Willi Orban)が、幹細胞を提供するため、11日のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)との上位対決を欠場する可能性が生じている。

 2017年にドナー登録を行ったオルバンは、8日の提供に向けて準備を行っている。これに備え、5日からは個人で練習を実施。ライプツィヒはクラブの公式ツイッター(Twitter)で、「オルバンが11日のウニオン・ベルリン戦のメンバーに入るかは、まだ確定していない」と発表した。

 クラブの広報チームが出した発表文でオルバンは、「ドナー候補になったという知らせを受け取ったときは、もちろん驚いた」と認め、「しかし、すぐにやりたいと思った。ほんのわずかの努力で、一人の命を救う機会だ」と話した。

 ドイツ生まれのハンガリー代表で、30歳になるオルバンは、「もちろん、ウニオン戦を欠場する可能性はあるし、スポーツ面の野心も持っているが、今回は二の次だ」と話している。

 現在4位のライプツィヒは、11日に2位ウニオンをホームに迎える。両チームは年明けからここまで無敗を維持している。(c)AFP