【2月8日 AFP】トルコ南部で6日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震で、がれきの下からサッカー元ガーナ代表のクリスティアン・アツ(Christian Atsu)が救出されたことが、7日に同国サッカー協会(GFA)より発表された。

 イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)などでプレーしたアツは、昨年夏からトルコ1部リーグに参戦し、地震の震源地に近い南部ハタイ(Hatay)県に本拠地のあるハタイスポル(Hatayspor)に加入していた。

 GFAは7日にツイッター(Twitter)で、「いい知らせだ! クリスティアン・アツが倒壊した建物のがれきの下から無事に救出され、治療を受けているという非常に明るい知らせを受け取った。引き続きクリスティアンのために祈ろう」と発表した。

 発表では、アツがいつ救出されたのかや、詳しい状態は明らかにされていない。

 6日の明け方に発生した今回の地震では、トルコと隣国シリアで多くの死者、負傷者が出ており、トルコで倒壊した5600棟以上の建物の中には、数多くの住民が暮らす複数階建てのアパートもあった。シリアでも数十棟が倒壊。凍える寒さで救助活動が難航する中、多くの国が支援を申し出ている。(c)AFP