【2月8日 AFP】(更新)トルコ南部で6日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震で、隣国シリアと合わせた死者数は7日、7800人を超えた。被災地では厳しい寒さの中、救助隊が生存者の捜索を急いでいる。

 驚異的な生還事例もあった。シリア北部の反体制派支配地域にあるジンディレス(Jindayris)では、母親の遺体とへその緒でつながったままの状態の新生児が、がれきの下から救出された。一家で生還したのはこの女児のみだった。

 最新集計ではトルコの死者は少なくとも5894人、シリアは1932人で、両国の合計は7826人となった。犠牲者は今後も大幅に増える見通しで、世界保健機関(WHO)は最大2万人に上る可能性もあるとしている。(c)AFP