【2月7日 CGTN Japanese】中国南西部、貴州省(Guizhou)平塘県(Pingtang)にある直径500メートルの球面電波望遠鏡(FAST、Five-hundred-meter Aperture Spherical radio Telescope)は、「中国天眼」という愛称で呼ばれています。中国の科学者はこれまでに、この「中国天眼」を利用して、740個以上のパルサーを見つけました。

 パルサーは、超新星爆発によって生まれる、高速で自転する中性子星です。この望遠鏡のチーフエンジニアを務める姜鵬氏によりますと、見つけたパルサーの数が増えるにつれて、科学者はパルサーテスト行列を使用して重力波が存在する証拠を探ったり、パルサーの時間計算を通じて自主的な時間参照システムを構築したりすることができるということです。

「中国天眼」は2020年1月に本格的な運用を開始しました。世界で最も感度の高い電波望遠鏡とされ、その受信面積はサッカー場30面分にも及びます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News