【2月7日 AFP】イングランド・プレミアリーグの王者マンチェスター・シティ(Manchester City)が6日、100件以上の財務規則違反を指摘され、勝ち点の剥奪やリーグからの除名処分に直面している。

 プレミアリーグの発表では、シティが違反を犯したのは正確な財務情報の報告、監督と選手への給与支払いに関する詳細の提出、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度を順守するクラブの責任、そしてリーグ独自の収益性および持続可能性の規則に関連したものだと述べられている。

 これらの違反はシティがリーグの強豪に台頭する第一歩を踏み出した2009-10シーズンから2017-18シーズンの間に行われていたと疑われており、リーグ側はこの件を第三者調査委員会に委ねた。

 プレミアリーグの調査への協力義務にも違反したと指摘されているシティは、一連の疑惑に驚いていると述べ、クラブの立場を支持する「反論の余地がない」証拠があると主張した。

 コンサルティング・グループ、デロイト(Deloitte)が先月発表したサッカークラブの世界長者番付でトップだったシティ。2020年2月には、「FFPへの重大な違反」で欧州サッカー連盟(UEFA)から2年間の欧州大会出場禁止を言い渡されたが、同年にスポーツ仲裁裁判所(CAS)によって制裁が覆された。(c)AFP/John WEAVER