【2月6日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)は5日、予選ラウンドが各地で行われ、韓国や優勝2回のクロアチアなどが決勝ラウンド進出を果たした。

 ベルギーをホームに迎えた韓国は、0勝2敗からひっくり返して3勝2敗で突破を決めた。

 まずは第3試合のダブルスを取って1勝を返すと、第4試合で権順宇(Kwon Soon-woo)がダビド・ゴファン(David Goffin)を3-6、6-1、6-3で撃破。2勝2敗で迎えた最終戦は、世界ランキング237位の洪成チャン(Hong Seong-chan)が6-3、7-6(7-4)で同115位のジズー・バーグス(Zizou Bergs)を破り、勝利をつかんだ。

 韓国の監督は「選手が一丸となって歴史をつくった。2年連続で決勝ラウンドに進出できて夢のようだ」と喜んだ。

 2005、18年の王者クロアチアはオーストリアと対戦。前日に2勝0敗としてこの日を迎えると、ダブルスを落としてオーストリアに望みをつながれたが、第4試合で世界23位のボルナ・チョリッチ(Borna Coric)が元全米オープン(US Open Tennis Championships)覇者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem)を7-6(7-3)、6-2で下し、グループステージ進出を決めた。

 フィンランドはアルゼンチン、優勝3回のチェコはポルトガル、チリはカザフスタンをそれぞれ3勝1敗、オランダはスロバキアを4勝0敗で下し、決勝ラウンドへ駒を進めた。

 前日にはスイス、フランス、セルビア、英国、スウェーデン、米国が突破を果たしている。今週末に勝利した12か国は、前年覇者のカナダと準優勝のオーストラリア、ワイルドカード(主催者推薦)のスペインとイタリアが待つ9月の決勝ラウンドのグループステージに出場する。(c)AFP